記事: 松崎、6月の便り|田植えの季節、いちじくの実り、そして紫陽花の道

松崎、6月の便り|田植えの季節、いちじくの実り、そして紫陽花の道
田んぼに水が入り、山がいっそう深い緑をまとう6月。 松崎町はいま、一年でもっとも生命力にあふれる季節を迎えています。 農家の方々の手が早朝から田んぼへ向かい、道沿いには紫陽花が咲き始め、 丘の畑ではいちじくの実がひっそりと膨らんでいます。 今回は、そんな松崎の「6月の今」をお届けします。
田植えの季節がやってきた
6月に入ると、松崎の田んぼは一気ににぎやかになります。 田んぼに水を引き入れ、丁寧に土を整える作業——田植え前の準備には、農家の方々の手と知恵が惜しみなく注がれます。 写真は、地元の農家の方々が水田でその準備作業に取り組む様子です。 一見すると泥遊びのように見えるこの工程が、おいしいお米を育てる土台になります。
松崎の田んぼは、山からの清らかな水と、穏やかな気候に恵まれています。 周囲の山々に囲まれた地形が昼夜の寒暖差をつくり出し、米の旨みを引き出す環境として最適です。 BLOOM MATSUZAKIでもお取り扱いしているとんび農園さんやゆう農園さんをはじめとした農家の方々が、 この季節、もっとも忙しく、そしてもっともいきいきとしています。
準備を経て田植えが終わった田んぼでは、小さな緑の苗が水面から顔をのぞかせます。 細くてか細く見えるこの苗が、秋には豊かな穂をつけるのだから、植物の力には毎年驚かされます。 田んぼが鏡のように空を映す光景は、この季節だけのご褒美です。
いちじく畑では、静かに実が膨らむ
吉田地区の県道から少し入ったところに、、いちじく畑が広がっています。 アーチ状の支柱を組んだ独特の栽培棚に、大ぶりの葉をつけたいちじくの木が整然と並んでいます。 6月はまだ葉が生い茂る緑の季節ですが、枝の根元をよく見ると——。
小さな緑色の実が、もうちゃんと育ち始めています。 夏の終わりから秋にかけて、ぽってりと柔らかく熟するいちじく。 その長い道のりは、こんな静かな6月の朝から始まっているのです。
松崎のいちじくは、温暖な伊豆の気候と肥えた土壌に育まれ、糖度が高く果肉がやわらかいのが特徴です。 収穫時期が来たら、ぜひBLOOMのラインナップでお届けできればと思っています。どうぞお楽しみに。
紫陽花の道を歩けば、松崎の夏が来る
今、那賀川の歩道沿いに紫陽花が連なって咲いているのを見かけます。 青から紫へと移ろう花の色は、梅雨の湿った空気の中でいっそう鮮やかに映えます。 松崎に暮らす人たちにとって、紫陽花が咲き始めると「ああ、夏がくるな」と感じる、季節を知らせてくれる花です。
蒸し暑さが増してくるこの時期、松崎の自然はけれど清々しく、 山からの風がどこか涼しくて、都会とは時間の流れが少し違います。 早起きして田んぼを見に行きたくなる、そんな朝が続いています。
松崎から、これからもお届けします
田植えが終われば、夏に向けてお米が少しずつ育っていきます。 いちじくも、桜葉も、この夏は各農家さんが丁寧に育ててくださっています。 BLOOM MATSUZAKIでは、そうした松崎の「今」を、できるだけリアルに届けていきたいと思っています。
次回のブログも、松崎の季節と人の話をお届けする予定です。 どうぞお楽しみに。
