記事: 松崎町の桜葉とは?日本一の産地が育む、春の香り

松崎町の桜葉とは?日本一の産地が育む、春の香り
伊豆半島の南西に位置する静岡県賀茂郡松崎町。穏やかな気候と豊かな自然に恵まれたこの町は、じつは日本の桜葉生産量の約70%を占める、日本一の桜葉産地です。桜餅に欠かせない桜葉の多くが、この小さな町から全国へ届けられています。
桜葉とは?
桜葉とは、サクラの葉を塩漬けにしたもので、主に桜餅を包む素材として使われます。使用されるのは「オオシマザクラ」という品種の葉で、他の桜に比べて葉が大きく、香りが豊かなことから食用に適しています。
独特の甘い香りは、葉に含まれる「クマリン」という成分が塩漬けの発酵過程で生まれるもの。桜の花が散った後に葉が茂り、秋に収穫される葉が翌春の桜餅に使われます。
なぜ松崎町が日本一なのか
松崎町で桜葉の栽培が盛んになった背景には、この地の自然条件があります。
- 温暖な気候:伊豆半島特有の温暖な気候がオオシマザクラの生育に適している
- 豊富な水:那賀川など清流が多く、良質な栽培環境が整っている
- 農家の技術継承:長年にわたる生産者の経験と技術が品質を支えている
- 産地としての歴史:100年以上の栽培の歴史があり、販路・加工技術ともに確立されている
桜葉の収穫から加工まで
桜葉の収穫は主に5月〜6月。若葉のやわらかい時期に手作業で一枚一枚摘み取られます。収穫した葉は、塩と梅酢で漬け込み、独特の香りと風味が生まれます。
| 時期 | 作業内容 |
|---|---|
| 5〜6月 | 葉の収穫(手摘み) |
| 6〜7月 | 塩漬け・発酵 |
| 翌年1〜3月 | 出荷(桜餅シーズンに向けて) |
桜葉パウダーと新しい活用方法
近年、松崎町では塩漬け桜葉だけでなく、桜葉パウダーの生産も広がっています。桜葉を乾燥させて粉末にしたもので、焼き菓子・パン・アイスなどさまざまな食品に使えます。
- 桜葉クッキー:桜葉パウダーを練り込んだ、やわらかな香りのクッキー
- 桜葉ロールケーキ:生地に桜葉パウダーを使ったしっとりとした洋菓子
- 桜葉を使ったお茶:桜葉の香りを楽しむハーブティーとしても
桜葉クッキーは、松崎を代表するお土産として人気。桜の香りがふわりと広がる上品な味わいは、春以外の季節でも楽しめます。
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まとめ
伊豆・松崎町は、日本の桜餅文化を支える桜葉の一大産地。温暖な気候と農家の技術が生む桜葉は、塩漬けだけでなく、パウダーとして現代の食文化にも広がっています。
桜葉クッキーや桜葉パウダーを使ったお菓子は、松崎ならではのお土産として、全国のお客様に喜ばれています。ぜひ一度、この地ならではの桜の香りをお楽しみください。
